主なファクタリングの種類とは…
ファクタリングには種類があり、それぞれ利用目的が異なります。
それぞれの種類と目的は以下の通りです。
2社間ファクタリング~運転資金の確保や一時的な資金ショートの回避、財務状況の改善。
3社間ファクタリング~与信管理・請求・回収業務の委託。債権の早期資金化。
家賃収入ファクタリング~先々の家賃収入を前倒しで早期資金化。
リバースファクタリング~支払の代行。買掛金の先払いサービス。
保証ファクタリング~貸倒リスクの保証。
一般の事業者は、主に『2社間ファクタリング』もしくは『3社間ファクタリング』以外利用されないのでこちらの
2種類のファクタリングについて説明していきます。
2社間ファクタリング
まずは、最も多くの人が利用する方法である2社間ファクタリングから解説していきます。
2社間ファクタリングは上図のように、御社に売掛金の回収を担っていただき入金後にファクタリング会社へ
お支払頂くことで、売掛先企業様にお知らせすることなくファクタリングを行えるサービスです。
文字通り御社とファクタリング会社の2社だけで取引をすることになります。
☑売掛先に知られる事なくお取引が可能!
☑債権譲渡登記なしでもお取引可能!
☑お急ぎの場合でも最短の融資が可能!
急な入金ずれなど、通常の銀行融資など資金調達では間に合わない場合であっても2社間ファクタリングは対応が可能です。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは上図のように、『御社』『ファクタリング会社』『売掛先』の3社が契約書に
サインすることになるのです。
ファクタリング会社が売掛債権を買取することを、売掛先企業様にご承認頂いた上で3社間での契約を諦結し、
売掛金の支払先をファクタリング会社へご変更頂くことで売掛金の回収業務はファクタリング会社が行う仕組みです。
☑ファクタリング手数料を非常に安く抑えれる!
☑売掛債権回収の手間がなし!
売掛先企業の承認が必要になるため、2社間取引に比べてご契約までにお時間が必要です。
2社間取引と3社間取引では手数料が違う?
取引が進んだ際、気になるものとして手数料が挙げられます。
2社間ファクタリングの場合、売掛先へ通知することなく早期の現金化が可能になります。
ただ3社間ファクタリングのように、売掛先からファクタリング会社へ直接入金されるわけではなく、
2社間ファクタリングでは御社が『売掛先から支払われたお金をファクタリング会社へ送金する』流れになります。
そうなるとファクタリング会社としては、『売掛先から入金されたお金をファクタリング会社へ返してもらうのではなく、
そのまま使い込まれてしまう』というリスクがあります。
これは横領に当たるので、犯罪です。
やってはいけない行為ですが、3社間ファクタリングよりも2社間ファクタリングのほうがリスクは高いのです。
そのため、当然ながら3社間ファクタリングを比べると2社間でのファクタリング手数料はそれなりに高額になります。
このとき、一般的な手数料相場は以下のようなパーセンテージになります。
2社間契約:10~25%
3社間契約:1~5%
2社間ファクタリングでは手数料が高い反面、売掛先にはファクタリング利用を伏せたままで利用できるメリット
があります。経営不安から取引の縮小、最悪な場合では取引停止に至る可能性も否定できませんので様々なことを考え
手数料が高くても2社間ファクタリングを選ぶ方が多いです。